2004年12月03日

キュヴェ ドン・ペリニョン ロゼ(Cuvee Dom Perignon Rose)1982

ドンペリ なんじゃそれ、っていうワインです。多分普通じゃ手に入らないでしょう、85ならまだあるみたいですが、82ですから。
 この時のワイン会は酒屋をやっていらっしゃる知り合いの家でやったのですが、なんせラインナップがすごい、このピンドン82にはじまって、シャトー・オーブリオン・ブラン1988、ムーラン・ナ・ヴァン1964、シャトー・マルゴー1968、ミュジニー(ビンテージ忘れました)、シャトー・ムートン・ロートシルト1997、その他にヌーヴォー2種類とあといろいろ、激しく飲みすぎです、ちゃんとコメントできるのは、ドンペリニョンとオーブリオンブランくらいで、あとはもう酔っぱらってちゃんと表現できません。オーブリオンブランは別エントリーで・・・。

ピンドン 気を取り直して、ドンペリニョンのコメントです。色はピンクと言うより、輝きのあるオレンジ色。泡はきちんと残ってて非常に細かいく繊細です。香りはさすがに熟成香が大半ですね、干しぶどうの甘い香りと肉を焼いたようなちょっと血なまぐさい香ばしさが同居していて、何とも言えず幸せな気分になれます。フレッシュさというのにはほど遠いですし、本来のドンペリニョンロゼとも違うんでしょうが、これはこれですばらしいものですね。繊細な泡のため口に含んでもあまりきつい感じはなく、やさしいアタックと、その後に広がる甘い香りが印象的です。もうシャンパーニュ特有の力強さはありませんし、生命力という意味ではかなり枯れてしまってるでしょうが、20年以上という長い年月が経ってもシャンパーニュとしてしっかり飲むことができます。これがドンペリニョンのすごさという物でしょうか。
 このワイン自体は重厚な木箱に収められていて、これだけも持って帰りたい衝動にかられましたが、頑張って抑えてみました。すげーかっこいいですこの木箱。

実はこの後1968年というシャンパーニュ(しかもハーフ)を飲んだのですが、これはもう泡も全くなく味はまさに紹興酒(笑)、おもしろいものとして飲ませて頂きました。でもこうなっても飲めるんですね。おもしろかったです。

キュヴェ ドン・ペリニョン ロゼ(Cuvee Dom Perignon Rose) ワインハート



投稿者 れい : 2004年12月03日 11:04