2005年02月23日
ドメーヌ・ド・ラ・グランジュ・デ・ペール(Dmaine de la Grange des Peres) 2001
久々においしいワインを飲んだのでご紹介します。ラングドックのスーパーVDP、グランジュ・デ・ペールです。幻のワインといっていますが、BRUTUSの特集で少し話題になったせいか、ネット上で6300円で買えました。
相方にはVDPに6300円なんてと言ってましたが、いや、これはすごかった。シラーとカベルネ・ソーヴィニオン、それにムールヴェードルという品種から作られるワインです、
色は濃いルビー色、開けたばかりの印象はとても力強いカシスやベーリー系の華やかな香り、鮮やかな赤いバラ、ブラックペッパーというよりはピンクペッパーのような柔らかい印象。あまり熟成感はありませんが、果実のフレッシュな凝縮感がすばらしいです。この香りはすごいです、メドックの2万円するワインを開けたような感動的な香りです。ずっと嗅いでいたいですね。
味もそれを受け継いでいて、凝縮感のある果実味、ふくよかなアルコールのヴォリューム感、そして綺麗に溶け込んだタンニンが心地よく、非常に高いレベルでまとまっています。ほっとできるワインです。
時間がたつと、フレッシュな感じというよりは熟したイチゴのような甘く重い香りに変わってきます。味も深みと重さがぐっと増した印象です。最初の印象からはかなり変わりますが、もし味わう機会があれば、この変化も感じられると思います、かなりドラスティックに変化していくワインです。2001と若いながらとても楽しめるワインです、デキャンタージュしてゆっくり飲みたいと思いました。
まさに高級ワインのお手本のような香りです。これが6000円~7000円から買えると言うのは、かなりお買い得ともいえると思います。これは人気出るのは当然ですね、1本はセラーに置いておきたいワインだと思いました。少し高めのワインですがお勧めです。
投稿者 れい : 2005年02月23日 14:37