2004年07月26日

ル・ブルギニオン(LE BOURGUIGNON) その1

 今回は誕生日のアニバーサリーとして、そしてワイン好きとしてちゃんとしたフランス料理を食べたいとのことで、麻生にあるル・ブルギニオンというレストランで食事をしてきました。実はタイユヴァン・ロブションで食事しようと言ってたのですが、7月いっぱいで閉店と言うこともあり全く予約が取れない状態。そこでワインの先生のご紹介と言うことでル・ブルギニオンの方に予約を取りました。ぶちゃけ格的には結構落ちる感じになり、少し残念だなと思っていたのですが、これは良い意味で裏切られることとなりました。
 お店は六本木ヒルズのグランハイアット方面を抜けたところに位置しています、建物はこじんまりした外観で、お庭も小さいながらあってとてもかわいい感じです。非常に予約が取りづらいとのことだったのですが、それもそのはず20席弱の小さなダイニングでした。今回は運良く一発で取れましたが、予約なしではまず入れないと思って良いですね。
 食事のは10000円のコース料理とし、肉料理をシェフの得意料理である内臓料理に変更してもらいました。ワインはまず食前にシャンパンを頼み、笑顔のかわいい女性のソムリエにワインリストを見せてもらいましたが、ここでワインの先生のご紹介と言うことを伝えると、非常に喜んでいただいて特別に(ってわけでもないんでしょうが)、料理毎にグラスでマリアージュしていただけることになりました。これは嬉しい誤算でした(^^
 まずオードブルの前に豚バラ肉をシューに包んだ一口サイズのつき出しがでてきました。味はちょうどつくねのような感じで素朴な味わいでした。
 そして冷たいオードブルです、茄子と蟹のミルフィーユ仕立て、茄子と蟹が交互に重なっている料理です。バルサミコ酢につけたトマトが良いアクセントを効かせていてなかなか良い感じです。ワインはってソムリエさんグラス二つ持ってきてるんですが(笑)、一つがビオニエ主体のワイン、もう一つがシャブリでした。ビオニエは先日飲んだものよりずっと滑らかで香りも丸くきちんとまとまってますね、連続で飲んだおかげでビオニエらしさはきっちり記憶されました(笑)。シャブリはおそらく熟成されたブドウを用いているのでしょう、糖度が高く少し発泡があり深い味わいがあります。ドイツのリースリングに似た味わいもありますが、シャルドネらしい立体感のある複雑味も残っていて非常においしいです。よくある辛口のシャブリではありませんがこれもありですね。この料理には甲乙付けがたいですが僕はビオニエの方が合っているかな?と思いました。
 次は暖かいオードブル、フォアグラのソテー、イチジク添えです。フォアグラの深みとイチジクの甘みが合わさって「うまいっ」ってフォアグラがおいしいんですね、すみません貧乏人でいままでちゃんと食べたことありませんでした(笑)、今回は1ポーション丸々ありますから食べ応えあります。ワインは、フォアグラと言えば!ということでパシュラン・デュ・ヴィック・ビルです。南西地方の甘口白ワイン、赤になるとマディラン、白だとパシュランという色によってAOCが変わるワインでと言うソムリエさんの講義です(笑)、しかしフォアグラとの相性は抜群!これぞ定番マリアージュですね。定番には定番の理由があるってもんです。すばらしいです。
 次は魚料理です。カレイの仲間の白身魚にビールを用いた衣でさくっと揚げたものにキノコを添えてと言う料理。これはサクサク感がたまらなく良いです。サッパリめですがうまいですね。ワインは白が続いたと言うことで赤にしてもらいましたが、一つがニュイ・サン・ジョルジュ、ピノノワールですね。もう一つがキノコと言うことでシノンです。ピノノワールはうっとりするような甘い香り、これぞピノノワールです。対照的にシノンはほんとにキノコの香りですね、獣臭が強く飲み慣れてない人には辛いかもしれません。ここはピノノワールの方が合ってますかねキノコが添えてあると言ってもちょっとでしたから(^^。でも対照的な二つのワイン、比べてみるとおもしろいなぁ。
 ここで口直しのグレープフルーツのシャーベットです。グレープフルーツを搾ってシャーベットにしましたという感じのふんわりしていてサッパリしたシャーベットです。
 口直しと言うことで、長くなるのでこの辺で次のエントリーに移りたいと思います(笑)、料理はまだまだ続きます(^^

続きはこちら



投稿者 れい : 2004年07月26日 11:44